賃貸物件を契約するとき、契約書に必ず書かれているのが敷金という言葉です。賃貸物件にのみ発生する料金です。これは、入居者が生活するうちに壁や床など部屋の中を汚してしまったり、破損させてしまった場合に備えて入居者に負担してもらうお金のことです。極端に不適切に部屋を利用したりして、新しい入居者に貸し出す時に状態が悪すぎて貸せない状況では大家さんは困ってしまいますよね。そんなときに敷金から修繕費を捻出して、入居前の状態にします。敷金の金額に明確な決まりはありませんが、多くの場合は家賃2か月分というケースが多いです。大きな出費には違いありませんが、敷金は退去時にいくらかは返してもらえることがほとんどですので安心してください。ハウスクリーニング代や修繕費を差し引いた金額が返してもらえますが、ペットを飼っていた場合や、室内でタバコを吸っていた場合などは部屋中に臭いが残っていることも少なくなく、壁紙の総張り替えが必要になる場合もあります。そういった場合、敷金で賄いきれない時は追加金を請求されることもありますので注意しておきましょう。部屋を借りた人には退去時には原状回復義務がありますので気を付けてくださいね。